第2回:タグをつけてSNSユーザーに届ける!【タグの効果とタグ付けのコツ】

プレスリリース作成の手順として、まずは「リード文」と「本文」を検討するかと思います。
そして「タイトル」のつけかたを工夫します。一目でわかる、記者の目をひくタイトルとは・・・。
さらに、プレスリリース配信の場合は「メール件名」が大切です。ゴミ箱行きにならない件名とは・・・。
 
ところが、SNS対策上もっとも重要な「タグ・キーワード」の設定については、いかがでしょうか?
「面倒だ」「やり方がわからない」「どんな効果があるの?」・・などの声をよく耳にします。
そこで今回は、「タグの効果とタグ付けのコツ」について、3回の連載で詳しくご紹介しています。
2回目は「タグをつけてSNSユーザーに届ける!」 ぜひ参考にしてください。

【タグの効果とタグ付けのコツ】
第1回:SNS対策のためにタグをつけよう!
▶第2回:タグをつけてSNSユーザーに届ける!
第3回:トレンドに乗って情報発信しよう!

株式会社 共同通信PRワイヤー
営業部商品企画課 金光成洙

タグをつけてSNSユーザーに届ける!

前回の記事では、SNS上でのハッシュタグの機能に焦点を当て、タグのつけ方を紹介してきました。


その中で、ハッシュタグを設定するメリットとして、「フォロワー以外のユーザーに、投稿を検索(ハッシュタグのクリックを含む)した結果のページに表示される機会が増える」というお話をしました。今回は、SNSを利用しているユーザーの行動に焦点を当てながら、もう少し深掘りしたいと思います。

SNSでニュースを読むユーザーに向けて

最近では、Facebookを友だちの近況把握ではなく、ニュース・キュレーション・アプリのように使っている人が多くなっているようです(下図参照)。
しばらく前から世間を騒がせている「フェイクニュース」は、FacebookやTwitterなどのSNSで多く出回り始めたことで注目されるようになりました。ニュースを購読したり、情報収集したりする手段としてSNSの比率が高くなっているために、このようなことが起こっているのではないでしょうか。

出典:総務省「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

最新ニュースをSNSから情報を得ているユーザーは、ハッシュタグを使って情報収集している可能性が高いです。そういったユーザーの検索結果に表示されるためには、そもそもハッシュタグが設定されていなければ、目に触れる可能性すら失ってしまいます。
ということで、SNSでニュースを読むユーザーに向けて、まずはハッシュタグを設置しましょう。

SNSで情報収集するユーザーにむけて

では次に、SNSユーザーがハッシュタグをクリックして、投稿を見てもらった時のことを考えてみましょう。
情報収集中のSNSユーザーは、表示されたハッシュタグに目を留め、そのテーマに関心を持ってクリックしています。

ハッシュタグのつけ方に明確な正解があるわけではありませんが、例えば以下のようなハッシュタグは、ユーザーがメリットを感じてクリックしてもらえる可能性が高いでしょう。

#頭痛    (二日酔いや片頭痛で頭が痛いとき)
#新橋ランチ (新橋のサラリーマンが、ランチのお店選びに悩んだとき)
#時短レシピ (残業で遅くなった日、夕食の献立で悩んだとき)

季節ごとのイベントをイメージしたハッシュタグは、クリックされやすいワードであると考えられます。なぜなら、リンク先の情報が想像しやすいために、明確なニーズを持っている人がクリックしたくなるからです。例えば、今年の3月から4月にかけては、

#ホワイトデーお返し
#花粉症対策
#新元号

このようなハッシュタグは、クリックした先の情報に興味を感じてもらい、好意的に見てもらえる可能性が高まるのではないでしょうか。

ピンポイントに、育児に関する商品をプレスリリースする場合の例ですが、「#育児」「#子育て」に加えて、「#育児グッズ」「 #出産準備 」というタグをつけておくとよいでしょう。
商材に適したタグが設定されていれば、興味をもって見てもらえるのではないかと思います。

Twitterにおけるハッシュタグの活用

Twitterにおけるハッシュタグは、これまで紹介してきた、ラベル付けや情報分類のためのハッシュタグとは異なる側面があります。
Twitterユーザーの間では、「ネタ的」な使われ方をするハッシュタグを使用することが多いのです。
Twitterユーザーの特性にあう、「ネタ」として使ってもらえるようなハッシュタグを設定することで、多くのユーザーを巻き込むことができます。最近では、企業アカウントがそういったハッシュタグに便乗するケースも見られます。

ただし、その「ネタ」の趣旨に沿っていないと、反感を買ってしまう場合があります。
例えば、さきほどの「育児」に関する商品の場合、「 #あって良かった育児グッズ 」とつけることは一考に値しますが、「 #育児あるある 」などとつけてしまうのはよくないでしょう。

 

なぜなら、「 #育児あるある 」のハッシュタグをつけて投稿しているSNSユーザーのシチュエーションを想像してみると、
ーー 育児に悩むママさんたちが、同じ境遇の誰かに「この気持ちを聞いてほしい」と思っている ―― といった欲求が想定されます。このハッシュタグの付いた投稿を見ているユーザーも同様の欲求を持っています。

そのような状況のところに商品広告の投稿が混じっていると違和感があり、ユーザーからもあまり良くない印象を持たれてしまいます。ユーザーの感情に配慮することも大切ですね。上手くやらないと逆効果になってしまいます。そういうリスクがあることにご留意ください。

このように、「ネタ的」な使い方をされるハッシュタグは、使いこなすのが難しい点もありますが、うまく活用すれば、ユーザーの間に自然に浸透させていくことができます。人気ユーザーのツイートや、盛り上がっているハッシュタグの投稿をよく観察していくと、どのような「ネタ」が良いか理解できていくと思います。うまくハマりそうなハッシュタグが想定できれば、ぜひご検討ください。

より詳しくトレンドを追いたいのであれば、Twitterでいえば、「ついっトレンド」「ついっぷるトレンド」などのトレンド検索サービスがあり、人気のハッシュタグやそのときに流行っているハッシュタグを調べることもできます。

ハッシュタグの歴史から考えるタグの意味

少し話が脱線しますが、ハッシュタグに関しての豆話を1つさせてください。

ハッシュタグが初めて使われたのはTwitterであることは有名です。では、一番初めに使ったのは誰だったのかというと、GoogleとUberの元開発者であるクリス・メッシーナさんが「BarCamp」というイベントについてツイートする際に、「#」を使いませんかと持ちかけたのが最初ではないかと言われています。

Wikipedia:Chris Messina (open-source advocate)
https://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Messina_(open-source_advocate)

「BarCamp」という名前自体めずらしいのですが、これを「Bar」と「Camp」の間にスペースを入れてツイートしてしまうと、それぞれ別のありふれた単語として認識されてしまうため、一気に検索しづらくなってしまいます。

例えば、「AI」について知りたいと思ったとき、Twitterの検索窓で「AI」と入力して検索すると、とんでもない量の情報が上がってきます。しかも、AIとは直接関係のない情報も大量にひっかかってきます。

「AI」でtwitterを検索
https://twitter.com/search?q=AI

これを「#AI」とすると、ほとんど目的の「AI」に絞られることがわかります。

「#AI」でTwitterを検索
https://twitter.com/search?q=%23AI

これは大きなメリットです。「#」という、たった一文字の記号を付与するだけで、目的が絞られるのです。もちろん、投稿者が「#AI」とタグ付けしたものだけ検索対象になるので、幅広く「AI」について調べたいユーザーにとっては不便になりますが。

このように、ハッシュタグには、「情報発信者」と「知りたい人」を結びつける「媒体」のような性質があります。「情報発信者」が「#AI」とハッシュタグをつけて投稿することで、「AI」について「知りたい人」に対して、「ほら、あなたの知りたいAI情報がここにあるよ」と、メッセージを送るかのように振舞うのです。

このように考えてみると、SNSにおけるハッシュタグの存在感が、大きく感じられるようになってきますね。

タグ・キーワードを活用しよう

前回から続いて、キーワード・タグに設定すべきワードや・タグの効果について紹介してきました。
今回は、自社アカウントのフォロワーに対して発信するだけではなく、フォローしていないSNSユーザーに検索されることに焦点を絞って考えてきました。
ハッシュタグは、SNSユーザーの行動や意識を想定して活用すれば、情報拡散のための力強いツールとなります。

弊社でプレスリリースを配信する際は、ぜひ、タグ・キーワードをご活用ください。
繰り返しになりますが、タグキーワードで投稿されたワードが「ハッシュタグ」に変換され、TwitterやFacebookに反映されます。

次回は、PRWireサイト上での「タグ・キーワード」を活用した情報発信の取り組みについてご紹介したいと思います。

    

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